松脂を塗る方法は、いろんなところでいろんな方法が紹介されていますので、どれが正しいのか解らないのが正直なところですが、結論から言うと、こうしなければならないというものではないということです。弓毛の先から元まで均質に塗ることに努めてください。
1.松脂は新規は、つるつるでこのまま擦ってもなかなか弓毛につきませんので、荒目のサンドペーパーで表面を荒らしてください。荒らした松脂は表面が白い粉のようになっています。
2.弓は2本の弦に挟まれていますので、最初の1回は、弦から弓をはずしてください。はずし方は弓の後ろにあるテンションの調整ねじを緩めることで可能です。初めての分解ですから、どういうふうに弓と弦が挟まっているのかや、弦の装着方法など観察しておいて、後で組みつけができるようにしておいてください。
3.白い粉のついている方を弓毛に擦り付けていきます。消しゴムで字を消すくらいの強さで10センチくらいずつ弓毛の上を字を消すような感覚で擦ります。最初は、毛の上を抵抗感なく滑りますが、そのうちざらざら感がでてきて、弓毛が白くなってきます。はじめの1回は10分くらいゴシゴシ。表が終わると裏をという風にあせらずひたすら擦ります。特に弓の元と先側が塗り漏れになります。
4.全体的に白くなったら弦にはめて、鳴らしてみましょう。ギーギーとなればOKですが、少し滑って音がならないところがあれば今度は弦にはめたままでその部分をこすってください。
5通常は練習をしていて音がかすれてきたなと思ったら、その都度つけます。

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