日常の手入れは、それほど慎重になる必要はありません。
練習が終わると、松脂でこすれた部分が白く粉を吹いたようになっており、この部分をやわらかいウエスで乾拭きします。皮の部分は鱗に逆らわずに上から下へ丁寧に拭きます。
弦は緩める方もいますが、長期間保存するのでなければ、緩めずに張ったままでよいです。張力のかかる部分はかけておいたほうがいいからです。プロはみんな張ったままです(毎日弾かない演奏用は緩めて保管しています)。
そして弓をたてて写真のようにしてケースに収めます。
楽器ですから、あんまり神経を使わず、いつでも気軽に取り出して毎日少しでも弾く方が、良いと思います。
へびの皮に保革油などを塗らないでください。
溶剤で皮やその他の部分も拭かないでください。木部にオリーブオイルなどをあっさり塗ると良いでしょう